Ferrari【F355 F1 berlinetta】
1998年式【Ferrari F355 F1 berlinetta】が入庫しました
グリジオチタニオのエクステリアに、内装はタンレザーがセレクトされており、
気品あふれる雰囲気を纏った1台となります。
チャレンジグリルとスポーツマフラーに変更することで、
フェラーリらしい攻撃的な一面も与えられ、心地よいアンバランスが素晴らしい1台となります。
気になるタイミングベルトは、44,500㎞走行時に交換済みです。
同タイミングで150万円近くの費用をかけて整備されておりますので、
現状、機関系も素晴らしいコンディションとなっております
【なぜF1マチックなのか】
トンネルバック、リトラクタブルヘッドライト、ピニンファリーナ、天使の咆哮、
F355の魅力を挙げればきりがなく、それはもう周知の事実ですので、
今回は【F1マチックという選択肢】について少し考えていきます。
Ferrari初のAT、F1で培った技術を市販車に注ぎ込んだ。その名は文字通り【F1マチック】
皆様ご存じの通り、【非常に気を使うし、扱いづらい】
雑に扱えばすぐにクラッチ交換となってしまうのがF355 のF1マチックです。
ですが、そこに隠された魅力があることも間違いない。
現代の【誰でも気軽に乗りこなせるフェラーリ】ではなく、
クルマが乗り手を選ぶ時代のフェラーリを乗りこなす、それこそがロマンであり刺激であり、
【Ferrariを所有する喜び】ではないでしょうか。
MTよりもむしろ、車からのインフォメーションを繊細に、確実に掴んでドライブする必要があるF1マチック。
五感を研ぎ澄ませて、わずかな挙動や音色の変化を感じながらアクセルワークに反映することにより、
摩耗しやすいクラッチを最大限にパフォーマンスし、長く乗り続けることができます。
エンジンスタートやリバースの動作など、あらゆる場面でF1ならではの儀式を行う。
その一つ一つの瞬間に、F355を思うままに扱う喜びを実感します。
F430以降のフェラーリは非常に優秀です。
スポーツカーにも乗用車にもなる、誰でも気楽にハイパフォーマンスなドライブを堪能できます。
それはFerrariがドライバーを操ってくれるからです。
F355は手がかかるし気を遣う。
なぜならF355は、挙動の全てをドライバーに委ねてくるからです。
Ferrariが培ったF1の技術を存分に堪能するにも、天使の咆哮をいかに美しく奏でるかも、
すべてドライバーの腕にかかっています。
その技術をより高く求められるのが【F1マチック】です。
本当の意味で【Ferrariに乗る】喜びを味わえるのは、F355のF1マチックかもしれません。
是非この機会に、最高のフェラーリを手に入れてみてはいかがでしょうか。